In Our Time | 前田塾塾生白書 ~ 仲間に出会う。時代を創る。

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第4回 粂井 華子さん(U30トップキャリアコース 1期生)

未来の経営人材の教養とつながりを培う場、前田塾。

U30トップキャリアコース」一期生から、粂井華子さんをご紹介いたします。

その時々の直感で、なんとなく大学生まで来てしまった、という粂井さん。

穏やかな笑顔と柔らかい物腰、だけど子ども時代は男勝り……??

話を聞けば、「なるほど」な、健康的な強さを持つ彼女をご紹介します。[Text: 西岡妙子]

社会人になって見えてきた「やりたいこと」

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コンサルの会社に入社し、昨年から今春までは、東日本大震災の復興事業に関わっていました。現在は企業の業務改革に取り組んでいます。働き方改革の流れの中で、自動化等によって、社員のプライベートの充実化や、高付加価値な業務へのシフトに向けてご支援しています。

今の会社との出会いは、大学3年生の夏のインターンでした。

 あまり深く考えず、指定校推薦で大学に進学し、そのまま部活やバイト・サークルなどの課外活動に励んだ結果、ほとんど授業にでた記憶がない大学生活でした。大学3年生になると周りの友人たちが就活を始めたので、私もとりあえずいろんなインターンを受けました。

インターンでは、現場の社員が学生チームに対し、とにかく本気で議論に付き合ってくれ、とてもハードで刺激的な経験になりました。

 就活では他の企業のインターンに参加したり、OB訪問もたくさんさせていただきましたが、今の会社に決めたのは、この社員の方々と一緒に働きたいと思ったから。魅力的な人が多く、自分がモチベーション高く働ける環境だと感じました。

若手であろうとお客様にとっては関係なく、一人のコンサルタントとして頼ってもらえる緊張感とやりがいが、今の職場の魅力だと感じています。

 コンサルタントとしてはまだまだ経験が浅く、初めてやることばかりで課題は山積みですが、お客様を前に、一つ一つ真摯に取り組んでいくしかないと思っています。

 最近、組織開発系の仕事にも関心を持ち始めました。組織内の関係の質を上げながら、対話を通じてありたい姿やビジョンを考えていくようなプロジェクトにも入っています。個人としては、コーチングの資格をとるための勉強中です。

これまでずっと、「やりたいこと」が明確にないままフワフワと来てしまったのですが、ひとつ「極めてみたいな」と思えることが見つかった、という感じです。

 まずは自分が自分らしくあること、自分の感情に素直に生きることを大事に、コーチングなどを通じて、私の大事な素敵な人たちがより輝くことに、何か価値を発揮できればいいなと思っています。

その時その時の自分の内側の気持ちに、素直でありたい。 

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子ども時代は、男勝りで、スカートをはかない子だったんです。いつも走り回ってて。おばあちゃんの家がど田舎にあるので田植えや稲刈りによく行って、カブトムシが大好きで。

高校は私服だったんですけど、いつもジャージで登下校(笑)

 大学時代は陸上部のマネージャーとバレーサークルを掛け持ちして、さらに家庭教師も15人くらいやっていて、だから勉強以外で、すごく忙しかったです(笑)

私の家族はすごく仲が良くて、毎日妹と弟と戯れていることが楽しくて今だに実家暮らし…。私にとって、本当にコアな部分だと感じています。ちなみに兄弟三人全員、前ちゃんLOVEな前田塾生です。

 だからこそ、虐待のニュースが気になってしまう。子供は生まれてくる家を選べない。自分に何ができるかはわからないけど、考えていかなければいけない、そう感じています。

 私自身もいつかは自分が育ったような家庭を築きたいと思っています。

もともとは、子どもができたら、専業主婦がいいなとか、働くとしても、もう少しゆる~くがいいなあと思っていましたが、「もったいない! もっと社会で日本の女性は活躍していくべきだし、自分はそうしていきたいと思っている!」とバシッと言ってくれる、トップキャリアコースの女の子たちみんなと半年間一緒に過ごして、考え方が変わりました。

 仕事を続けていくとなると、親の援助はきっと必要。私の両親は孫育てを楽しみにしてくれているので、みんなで子育てしながら、自分は仕事を続けていくのかな。

 今後のキャリアについて、具体的なビジョンはありませんが、その場その場で、その時の思いに素直に、内側から「いいな」と思えるものを選んでいくことで、その先に何があるのだろう……と楽しみにしています。

私の価値観を大きく変えてくれたトップキャリアコース。

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大学4年の時に、選抜コースに参加して、社会人2年目でトップキャリアコースに参加しました。

選抜コースに参加したきっかけは、信頼できる友人の紹介。トップキャリアは、前ちゃんに、「絶対いいと思う」って、直接誘われました(笑)

平日、ただでさえ忙しいのに、半年間日曜を月2回も費やすなんて……と、お金より時間の拘束が引っかかったので、このコースに対する前ちゃんの想いを会ってしっかり聞かせていただいて(笑)、納得したうえで参加できました。

15回、すべての回には出られなかったのですが、1回1回が充実していて、講師とのご縁、仲間との出会い、幅広い知識……得られたものは本当に大きかったです。講師の方々の考えていらっしゃることのスケールの大きさと、人としての圧倒的な魅力・器に触れて、自分の世界って本当に狭いんだなあと感じ、また価値観が大きく変化しました。

社会人としての教養を、広くパパッと学べるので、はじめの一歩として、とてもいいと思います。興味があれば、そこから自分で広げればいいし。

コースでは、ものすごく良い女友達ができました。社会人になると、なかなか新しい友達ってできないので、おばあちゃんになっても仲良くしていると確信できる人たちと出会えたことは、本当に大きな財産。前ちゃんの「同性の相性を見る目」には絶大な信頼をおいています。(笑)

会社だけの世界にいていいのかなと感じている人や、外に出てみたいけど何から始めたらいいか分からない人は、とりあえず参加してみたらいいと思います! 

思っているだけでは何も変わらないし、行動してみたら絶対に何かが起こる!

 前ちゃんは、いつも自然体で、本当に豊かでチャーミングな人。人と人との信頼関係の築き方や、人に対する想いについて、共感できる部分が多くて、大好きです!!

maedajukutop.biz

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しなやかさの中に、「自分を信頼する」芯がしっかり通っている粂井さん。魅力的な笑顔は、小さなことの積み重ねによる強さを感じさせます。

その時その時、目の前にあることを信じて丁寧に向き合う姿勢が、直感の源泉なのでしょう。
「行動すれば何かが起こる」

その言葉の中に、おてんばだったころの幼い粂井さんを感じますね!

第3回 牧田怜奈さん(トップキャリアコースU30 1期生)

未来の経営人材の教養とつながりを培う場、前田塾。

今回も「トップキャリアコースU30」一期生から、牧田怜奈さんをご紹介いたします。

「そもそも私、全然違うキャラだったんですよ~」と笑う姿は、花が咲いたよう。

結婚観まで変えてしまったというトップキャリアコース。何があったのでしょうか?[Text: 西岡妙子] 

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今の私を受け入れてくれて、私が私のままでいられる。

現在、大手IT会社で、化粧品系のアプリに携わっています。今年リリースしたばかりのアプリなので、担当領域は、データベース設計、開発、営業同行、業務設計、広告商品の企画、…と、なんでも屋状態です。

今の会社との出会いは、「運命の出会い」だったと思っています(笑)。私の物怖じしないところとか、思ったことをどんどん口に出しちゃうところを、「そのままでいい」って言ってくれて。

実際に2年半働いた印象としても、社員の成長を一番に考えてくれる、素敵な会社だと思っています。新規事業に携われて、自分の課題に合ったチャレンジをさせてくれて、意見も言いやすい環境で……私が私のままでいられるんです。とても充実しています。

今の私の課題は、「見立てる力」「仕立てる力」「動かす力」の中の「見立てる力」だと思っているので、しっかり向き合っていきたいと思っています。素敵な上司に恵まれて、いつも私の成長をサポートしていただいています!

数年で転職する人が多い会社ですし、私もこの会社で成長したら卒業して次のステップへ、という思いがあります。オールラウンダーとして、ビジョナリーな人を支えられる何でも屋になれればと思っています。

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子ども時代は、全然キャラが違ったんですよ。おとなしくて慎重で、「優等生」タイプ。

中高時代は、自由な校風に刺激されて少し明るくなって、でも完全に変化したのは20歳くらいの頃。大学に入っても「優等生」だったんです。授業にまじめに出て、テストでしっかり点を取って……っていう安定そのものの生活をしていて。

そんな私を、あるとき友達が

「やればできるのに、なんで飛び出さないんだ!何を怖がってるの?」

と叱ってくれたんです。とてもショックでしたし、はっとしました。友達はもう自分の夢に向かって走り出しているのに、私はいつまでレールに乗って「優等生」として生きていくんだろう?と焦って。

そこで、「決められたこと」ではなく、「自分自身がやりたいこと」に取り組もうと思い、「武者修行」に申し込みました。それは私にとって大冒険で、家族や友達にもすごく驚かれて。前ちゃん(編集部注:前田恵一・前田塾塾長)にはそこで出会いました。 

 

mushashugyo.jp

そこで出会った人たちにすごく刺激を受けて、「自分自身がやりたいこと」が見えてきたんです。それまでは、「理系だから院に進学してスペシャリストにならなきゃ」と思い込んでいたけど、「私はジェネラリストとしてバランスの良さを生かしたい」と思ったり、私が興味があるのは「なにかを実現するための手段を考えること」よりも、「なにを実現するかを考えること」の方なんだと気付いたり。

それで院進をやめて就活を始め、その傍らで武者修行のインターンをしながら、外国人旅行客に日本文化を伝える「漢字ハウス」という自分の事業も立ち上げて、…と、もうめちゃくちゃ忙しかったですが、そこから人生が一気に充実しました。

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「仕事を続けたい」この気持ちはエゴ?
結婚・出産に抱いていた罪悪感。 

 -----その「変化」以来、ずっと忙しい毎日のようですが、プライベートはどのようにお過ごしですか?

お酒が好きです!日本酒!あと、人とおしゃべりして、笑わせるのが好き。

それから、Sexy Zone の中島 健人くんが好きです♡彼の人としてのスタンスが好きで。世間では「カッコつけ」などと言われてしまいがちですが、彼の仕事や他者に向き合う姿勢は、社会人としてもひとりの人間としても本当に尊敬に値します。彼の、人や環境のせいにせず自分で未来を切り開いていく姿や、相手に何を言われても愛情を返す姿を見ていると、今日の私はそれができてたかな?と、いつも考えさせられます。

心動かされた言葉ですか?それはもうたくさんあります!

視野を広く持ち大きな目標を定めると、目指す到達点から逆算して、今やるべきことが決まってくる。そのビジョンの大きさが人生を左右すると思います。目標が大きければ目先のことでぶれても、軌道修正ができますから。(1803 朝日新聞)

(仕事をする上での信念は?)人を好きになること。ひとりでは何も作り上げられないから、一人一人に恋しないといけないと思ってます。どうしても苦手な人ともある程度のちょうどいい距離感を見つけないと前進できない。そこで立ち止まっているのは本当にもったいない。(1811 シネマスクエア)

「くやしい」「苦しい」「ツライ」そんな感情を抱くことはあるけど、それを誰かに伝えるってことは滅多にしないの。ぶちまけて解消した気になるのは簡単だけど、それでは何も変わらない、成長することもできないから。伝えるのは、楽しませたり、幸せにする言葉だけでいい。(1707 Myojo)

プライベートでは、結婚はしたいと思ってます!でも実は、トップキャリアコース講師の松澤香(まつざわ・かおる)さんの話を聞くまでは、家庭と仕事の両立を望んでいることに対して、罪悪感みたいなものがあったんです。「私は自分の『働きたい』という気持ちのために、子どもを犠牲にするんだろうか。それはエゴなんじゃないか」って。…まだ結婚もしてないのに、悩んでいました(笑)

自分が本当にやりたいことに取り組もうとすると、どうしてもベンチャー企業の立ち上げのような忙しい働き方になってしまいそうだから、子供が小さいうちはやりたいことを諦めて、時間に融通の利く仕事を選ぶしかないかもしれない、と思っていました。

そんな時、日本人を幸せにするためいろんな事業に取り組みながら二児の母をされている香さんに出会ったんです。そして、香さんの

「朝、眠っている子供を置いて仕事に行く時、ごめんねと思いながらも、『ママはこんな世界を実現するためにお仕事してるんだよ、だからがんばってくるね!』と胸を張って思えるから、自分のやりたい仕事を諦めなくて良かった」

という言葉を聞き、感動しすぎて講義中に泣きました(笑)子供のためにやりたい仕事を諦めて中途半端に働くことには意味がない。子育てもやりたい仕事も全力でやって、子供に胸を張れるお母さんになりたい!と、心から思えたんです。

これは私にとってパラダイムシフトで、それからは結婚・出産を足かせと捉えることなく、純粋にやりたいことを考えられるようになりました。 

素敵な人との出会いがあるならそれだけでいい。

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1期生女性陣が松澤香先生を取り囲む!噂の「かおるショック」

トップキャリアコースの前に、1Day のAI 講座に行ったんです。そこで、前ちゃんが「この2人は絶対に合う」と隣の席にしてくれた子と本当に仲良くなり、帰り道にトップキャリアコースに誘われて、その場で参加を決めました(笑)

でも、素敵な人との出会いがあるならそれだけでいい、と思っていたので、迷いはありませんでした。

この講座で大きく変わったのは、先述の香さんとの出会いですね。コースの女子全員同じ思いだと思います。講義後に女子で香さんを囲んで質問攻めにしたくらいですから(笑)私たちは香さんとの出会いによるパラダイムシフトのことを「かおるショック」って呼んでます(笑)

また、これといったスペシャリティのない私は転職市場で需要があるのだろうか、と悩んでいたのですが、講師のベンチャー社長さんの「頭の良いなんでも屋が欲しい」という言葉で、目指している方向は間違っていないと確信が持てました。転職サイトで検索するのとは違う、経営者との生きたつながりが持てる場だからこそ、この悩みを解決できたのだと思います。

なので私はこの講座を「悩めるバリキャリ女子」と「(長期的にでも)転職を考えている方」にオススメします!

前ちゃんの印象ですか?マブダチです!(笑)2期以降も遊びに行くので、よろしくお願いします~!(笑)


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 表情がくるくる変わり、ポンポンとキラーフレーズが飛び出すスピード感がとってもチャーミングな牧田さん。

武者修行への参加、漢字ハウスの立ち上げ、トップキャリアコースへの参加……節目節目に背中を押してくれる友達がいました。

何度か変容を経ての、今。日々チャレンジの中で、キラキラと輝いています。

でも次に会う時には、また全く違う輝きを見せてくれる予感がします。

第2回 板倉美聡さん(トップキャリアコースU30 1期生)

未来の経営人材の教養とつながりを培う場、前田塾。

今回ご紹介するのも、「U30トップキャリアコース」一期生の板倉美聡さん。

仕事も多忙を極める中、隔週日曜のトップキャリアコースを楽しみにしていたとのこと。

海外を飛び回ってきた彼女が、キャリアのスタートの地として日本を選んだ理由など、いろいろとお話を聞かせていただきました。[Text: 西岡妙子]

 

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パッションだけじゃ、ダメなんだ。

コンサルティングサービス会社に勤務し、様々なプロジェクトに関わってきました。優秀な人が多くて、ともに働けて毎日良い刺激をもらっています。

現在の会社に就職したのは、長く勤めるというよりは、夢をかなえるためのスキルを身に着けるのが目的でした。

もともと、大学では平和構築について研究し、イギリスの大学院にも留学しました。そのあと、ギャップイヤー、いわゆるニートを1年間送り、その間海外のNGOなどでボランティア活動に参加して、いろいろな問題のまさに現場にいて、目の当たりにして、でも全然役に立てない自分にふがいなさを感じて。

帰国してから、「パッションだけじゃダメなんだ、実際に解決するための力を付けなければ……」という思いで、就活してました。

現状分析力、実行の障害となるボトルネックを見出す力などをはじめ、問題解決能力全般を成長させたいというのが、今の課題です。

ギャップイヤー中には、パレスチナケニアの難民キャンプ、エジプトやヨルダンに行って、パレスチナにはNGOでインターンをさせてもらい、1か月ほど滞在しました。言語は英語も通じるのですが、当時はアラビア語も勉強していました。

ちょうど、米大使館のエルサレム移転をめぐり、大規模な抗議デモがあったころで、ガザ地区ではたくさん人が亡くなりました。私も催涙弾を浴び、人の家の中を通って逃げたり……
でも、私が住んでいたヨルダン川西岸地区は、何もなければ普段は安全で、スリもいないような治安のよいところだったんですよ。

問題を具体的に解決できる自分でありたい。

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「平和構築」を専攻した理由は、中学時代、バスケ部の頃に遡ります。

小学校からバスケを始めて、高校卒業まで、バスケ部でした。バスケに、人生を賭けてましたね。今思えば「なんでそこまで……?」というくらいに(笑)

そのバスケ部で、いじめがあったんです。その時に、みんなの間に入ったけど、うまくいかなくて、「ミサトならやってくれると思ったのに……」と言われた言葉が胸に残っていて……。

それ以来、傷ついている人の気持ちに気づいて、そして問題を具体的に解決できる自分でありたいという思いがあり、今の会社でその力を付けていきたいと考えています。

プロジェクトの最中は本当に忙しくて時間がないのですが、終わるとまとまった休みが取れるので海外旅行に行くのが好きです。

あとは、友達や家族と話すこと。月イチのラクーアも(笑)

結婚については、前向きに考えていますが……将来はケニアで仕事をしたい、という思いもあって、調整が難しくて……(笑)

子どもは、今のところは、自分の子どもがほしいというのがあまりなくて。世界中に、たくさんいるし(笑)。でも、この考えは時がたてば変わるかもしれませんね。

幅広い世界を見せてくれた前田塾「トップキャリアコース」

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トップキャリアコースU30

前田塾のことは、周りに行ってる人がいたので、何となく知っていました。

日本に帰国して、就活しようと思ったときに、ビジネスに疎いのをどうにかしたくて、選抜コース*1に通いました。

学生や若手社会人向けにビジネス素養を講義するような場が、他にあまりなかったのでここしかない、と思ったんです。お恥ずかしい話ですが、株とか、仕組みとか、経済の基本的なことがそこでやっと分かりました。

そのあと、トップキャリアコースには、入社とほぼ同時に通い始めました。

仕事が忙しすぎて、仕事以外のことが何もできなくなりそうだったので、自分のために、土日に勉強する時間を確保しておきたかったんです。

コンサルという職業柄、いろんな業界と一緒にお仕事しますが、トップキャリアコースはそれ以上に、短期間でぎゅっと、幅広い世界を見せてくれました。

また、一緒に学んだ仲間も、幅広いジャンルから来た人たちで、ずいぶん助けてもらいました。

入社して1年くらい仕事して、自分の強みが分かってきて少し余裕ができた頃に参加するといいかなと思います。今の私なら、もっと議論に貢献できたと思うから。

塾長の前ちゃんは、「少年」ですね。「永遠の少年」(笑)

言葉がキレキレで、人をモチベートする力がある。前ちゃんの一言があるだけで、独学よりも断然、内容の吸収率が上がります(笑)

前田塾の講義はほぼ網羅してしまったのですが、今は「ブロックチェーン」とか「暗号通貨」に関心があります。講義の開催を希望します!
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つぶやくように言った「世界中に子どもはいるので……」という言葉が、強く印象に残りました。

 ひとつひとつの質問について、ひと呼吸置いてじっと考え、物腰柔らかくゆっくりした口調で端的に答えてくれた板倉さん。

その内容は、困っている人がいると知っていながらも、課題の大きさに圧倒され、目を背けてしまいがちな、世界の問題。催涙弾も、ケニアも、「今、日本に生きる私たちには、遠い遠いどこかの国の物語」と感じている人がほとんどでしょう。

「平和」という大きなテーマに挑みつつも、声高に叫ぶことはしない。地道なフィールドワークを体験を積み重ねてきた彼女の言葉だからこそ、ただの夢物語のようには聞こえません。

彼女なら着々と実現するだろうという説得力があり、言葉に芯の強さと光を感じました。

 

*1:現在は開催していません。