In Our Time | 前田塾塾生白書 ~ 仲間に出会う。時代を創る。

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第23回 林 志洋 さん(選抜コース一期生)

今回は選抜コース*1一期生の林志洋さん。

とにかく行動!の彼の半生、聞いているだけで、ワクワク。何でもできるような気になってきます。

80億人をアントレプレナー

 

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今年1月、スイスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加して帰国したばかりです。

私がやっている起業家教育の活動を評価していただき、世界50名の次世代リーダー(Global Shapers Community代表)として選出されました。

www.globalshapers.org

現在、「80億人をアントレプレナーに」をライフミッションとして、様々なプロジェクトを立ち上げています。特定の企業に所属するのではなく、個人で会社を設立して、複数の企業や組織と協業しています。

まず、EDGEof というスタートアップ支援の会社。ここでは海外スタートアップの日本進出支援や、日本の大企業の新規事業の支援などを行っています。

前職では戦略コンサル会社に勤めていたのですが、会社設立時に立ち上げメンバーとして誘われたのが関わることになったきっかけです。学生時代からイノベーションを社会に生み出す仕組みを作りたいと思っていたため、これ以上ない機会だと思い新卒で入った会社を離れました。

しかし、移った途端に「イノベーターであるには、雇用されるのではなく業務委託で個人として戦え」と言われて、やむなく自分の法人を立ち上げる羽目になりました(笑)。

とはいえ、これが良い契機になり、今では複数の法人に跨って、自由に仕事をしています。

例えば、

  • 学生時代に立ち上げたNPO法人Bizjapan代表理事をしており、
  • 若者と退職した高齢者をつなぐ「ゼロイチシニア」(NPO法人Bizjapan、Global Shapers Community 横浜ハブの共同プロジェクト)や、

note.com

など、いろんなことをやっています。

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「ゼロイチシニア」は、総務省「異能vation」プログラムのGeneration Award企業特別賞を受賞

バラバラなように見えるのですが、共通しているのは、社会の資源や人間の能力を最大限に活用して新たな価値を生み出すこと、そしてそれを通して人が学ぶことができる仕組みを作ることです。

ライフミッションとして掲げている「80億人をアントレプレナーに」は、世界80億人が目標に向かって行動を起こせる社会を作りたいという思いを込めています。

成功しても失敗しても何かを得る

発端は大学生の頃に遡ります。

大学3年生の時に、1年間シンガポールに留学したのですが、ちょうど選挙の時で、「日本みたいな失敗国家になってはいけない!」という演説を聞いたんです。日本ってそういう位置なのかと、すごくショックでした。

外から見ると、一定の成長を遂げて経済停滞のさなかにあり、高齢化が進んでいる日本という国ですが、課題先進国として動きが注目されているという見方もできました。実際、日本には日本で、面白い取り組みをしている組織や起業家はたくさんいるはず。

しかし、それらの多くが日本語だけで発信されていたり、日本国内だけに留まっていて海外では知られていない。

一方でシンガポールは、「世界のハブ」と呼ばれていて、世界中から人が集まっている。留学生もたくさんいて、アントレプレナーもたくさんいた。

ただ、言語や組織の壁が大きくて、日本のプレゼンスがすごく低かった。

でも面白い取り組みはあるんだから、僕がつないで見たいと思ったんですね。

それで、シンガポールと日本の両方の大学にそれを提案したら、あっさりOKが出て、しかも「2か月後に、日本に学生を送るからよろしく!」と言われてしまって。やるしかないから、言い出した責任を取って、スタディープログラムを作ることになりました(笑)

当時学生ですから、経営者の知り合いがいなかったし、「企画書って何ですか?」というレベルだったのですが、日本について知ってもらうためのプログラムを、文化、技術、ビジネスという切り口で企画しました。その費用をなぜか一旦自分が立て替えることになって、120万円借金抱えそうになり、胃潰瘍になるくらい追い込まれましたね(笑)

それが2011年12月です。これが、今も続いているNPO法人のBizjapanの元になりました。

もともと「日本と世界を繋ぎたい」と思って活動を始めていたので、単発で企画を終わらせるのではなく、翌年以降も活動を続けようとは思っていました。

ただ、せっかくやるなら日本とシンガポールの学生交流だけやっていても面白くないなと。

それで、二つの「成長方針」を志向するようになりました。

一つは、世界中への発信。シンガポールで出会った世界中の友人にアプローチした結果、2年目には中国や韓国をはじめ世界10か国から、参加者が来るようになりました。

もう一つは、交流プログラム以外の新規企画の立案です。例えば、日中韓米の大学生をつないで4か国でハッカソンをやってみたり、企業から数百万円の予算を頂き、学生起業家向けの1か月間シリコンバレー修行プログラムを企画したりしました。

最初は思い付きで始まった企画が、ここまで大きくなるとは予想だにしていませんでした。

僕自身は、起業やビジネスそのものに興味があったわけではないのですが、この経験を通して、理念を実現するためゼロイチで何かを立ち上げるという経験は非常におもしろいと思うようになりました。

これが僕のいう「アントレプレナーシップ」ですね。

当時就活の時期でしたが、周りの友人を見ると、どうも今ある選択肢からそれっぽいものを選ぶというのがしっくりこなくて。

アントレプレナーシップはビジネス分野に限ったものではない。取り組みたいミッションがあってそれに取り組めば、成功しても失敗しても何かを得る。新たなオプションを自分で作り出そうとする、

その体験自体が素晴らしいと思うし、そういうポジティブな生き方を少しでも世に広めたい、と思うようになりました。

今更、人と違うことについてはどうとも思わない

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当時、一応内定はもらっていたのですが、立ち上げた「Bizjapan」をどうしようかな、と。

ほとんどのチームメンバー卒業を迎えることになっていたので、人がいなくなって解散というのはちょっともったいないと思って、内定を断って大学院に進学することも考えるようになりました。Bizjapanをもう少し面倒見たかったがために(笑)。

そうしたらちょうど、「キャンパスアジア」という日中韓の大学院留学プログラムが第一期生を募集していて。それがまさに、僕のためにあるような留学プログラムで、すぐさま飛びつきました。

これは、日中韓の関係が冷え切っていた当時、政府主導で大学院間の交流を図るというもので、僕は北京大とソウル大に留学をしました。英語に加えて、学部時代に勉強した中国語や韓国語も活かしながら、自分の専門であったアジアの国際関係と公共政策について学ぶことができる素晴らしい機会でした。

そのプログラムで物理的に日本を離れることで、Bizjapanを僕がいなくても回る組織へと変える準備期間がもらえたようなもの。仲間はみんな卒業したので、僕一人から、再スタート。新生Bizjapanには、僕が持っているすべてを伝えて、自分がいなくても何かが続いていくような仕組みを作りたいと考えました。

仲間を再募集すべく、チラシを作り、学部のオリエンテーションで配って、そしたら意外に反応が良くて、100人くらい面接することになりました。それと同時に留学準備をしていたので、とても忙しかったですね。

無事留学した北京大では、中国語でも講義を受講。学部時代に学んではいたのですが、1冊すべて読んでプレゼンするような講義もあり、苦労しました。

また、比較的リベラルな考えを持っている教官も多く驚きました。日本にいる頃抱いていた中国のイメージは、やはり「西洋」の影響を受けていた。中に入れば、彼らの主張もよくわかるし、外側から批判しているだけではだめだなと思いました。

実際、政治分野では警戒されていますが、マーケットではAlibabaをはじめ、ポジティブに受け取られている中国法人も多くありますよね。北京大では、中国の経済発展とイノベーション政策について修士論文を書きました。

ソウル大学では、国際法を専攻しました。韓国人って語学能力が高くて、韓国語と英語、プラス1か国語の3か国語ペラペラなのが当たり前。キャンパスアジアに参加している学生は、4か国語話せる人も珍しくなく、自分も負けていられないなと刺激を受けました。

そして2015年に帰国して、Bizjapanにもう一度戻ったとき、うまく回っている部分と、ひずみが出ている部分があって、もう少しサポートしたいな、と思ったのと、企業とのプロジェクトを回していきたかったので、半年ほど就職はせずに、そのまま後輩をサポートしながら、声かけいただいた会社でインターンをして生活していました。言ってみれば「フリーター」ですね(笑)

3月31日までは学生、4月1日からは社会人、っていう区切りが、あまりにも意味がないように感じて。それまでも働いていたし、生活するのに必要なお金は稼げそうだし、「何とかなるんじゃないかな」と。

一旦そう思うと、試さずにはいられなかったんです。これまでの道も、普通とは違っていたし、今更、人と違うことについてはどうとも思わなかった。

ただ、その生活をしていると、何となく自分の成長カーブの限界が見えてきたんですね。精神力が弱くてすぐに怠けるし(笑)

「一度、環境を変えて、厳しい環境に身を置いた方がいいな」と思って、グローバル系の戦略コンサルに就職しました。

コンサルを志望したのは、それまでプロジェクトの立ち上げはやっていたけれど、それをスケールさせ、社会に結果を残すこと経験したかったから。

世間でいう「大企業」が、どのくらいの粒度感で意思決定をしているのかを感じてみたかったんです。

そこに勤めているときに現職のEDGEofに誘われて、個人でも会社を設立して、今に至ります。EDGEofは、スタートアップの成長に必要なものは全て、それも各界のスペシャリストを集めて繋げることで「集団の力」によって、社会のさまざまな課題を解決していくというコンセプトの企業です。

面白いというアイデアは、個人ではなかなか形にするのは難しいですが、それをコミュニティとして支援するエコシステムを作りつつ、自分たちも手を動かしながらビジネスとして育てていく、そんなサービスを提供しています。

海外スタートアップの支援では、昨年イタリア政府からの案件もありました。直近は米国の脳科学マーケティングスタートアップの日本事業展開に関わっており、日本法人の執行役員も経験しました。

 

 世界の潮流と自分の理念が重なった

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世界経済フォーラムダボス会議)にて世界の若手リーダーと

さて、1月に参加したダボス会議では、色々な意味で「仕事」の在り方が変わってきていて、社会の変化に応じた教育が重要になってくる、という議論が多く聞かれました。

分かりやすいところだと、人間の仕事が機械によって代替されたり、「働き方改革」が叫ばれたり、Uberなどをはじめとした「ギグエコノミー」と呼ばれる仕組みで格差も拡大したり。

ここで重要なのは、プログラミングなどのIT教育を通じた「ハードスキル」に加えて、複雑な課題に対して多くのステークホルダーを巻き込みながら解決していく「ソフトスキル」であると。

これはまさに、僕がこれまでやってきた「アントレプレナー教育」の文脈が一致するなと、世界の潮流と自分の理念が重なった瞬間でした。

日本は、いろんな面で恵まれた国です。

チャレンジしたければいくらでもできる。

一人一人の「こんなことができる」「こんなことが好き」を形にして、まずは日本で成功事例を作ったうえで、ゆくゆくは世界80億人みんなが好きなことをして暮らせるように、活動の舞台を世界に移していきたいと思っています。 

すべては部活のため、の高校時代

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子ども時代は、普通のいい子だった気がします。(といったら、両親からは笑われそうですが……(笑))

塾に楽しく通い、大きな疑問も抱かずに中学受験をして。小6は、これまでの人生で一番勉強した気がします。恵まれた環境だったと思います。

中高は、のびのびした男子校で、中学の時はバスケ部だったのですが、身長が伸びなくて、得意でもなく、チームも強くもなく……。

そんなときに、吹奏楽部の先生が、僕が音楽が好きなのを見抜いてくれて、誘ってくれました。

それで、高校からは吹奏楽部に入り、サックスを始めました。朝練、昼練、放課後練と、高校生活の95%は部活に捧げました(笑)

高1では地区で県大会どまりだったのが、高2では関西大会、高3は関西大会の金賞を目指して、頑張りました。

だから、高3の夏休みもずっとコンクールの練習。県大会の結果発表で関西大会に行けると決まったとき、生徒席は野太い歓声が上がったけれど、保護者席は「これで、また受験体制に入れない……」と、静まり返っていたのを覚えています(笑)

でも、部活があり、予備校に行けないからこそ、受験勉強を効率よくやって行こうと取り組みました。

授業で全部吸収しようと集中して聴いて、質問しまくって、ちょっとおかしいくらい熱心な生徒でしたが、すべては部活のため、でしたね。

今好きなことは、プロジェクトの立ち上げ……(笑)なので、普段も仕事との境目がないんです。

強いて言うなら、最近は朝にジムに通うようにしていて、それが楽しいです。

仕事しすぎて不摂生で太ってきたなと思っていたところ、友人がパーソナルトレーナーとして独立したので、彼に指導してもらいながら食事と運動を制限して、11キロの減量に成功しました。これは、自分の中で唯一習慣化して、コツコツ続けていることかもしれない。

好きな本は定番ですが「人を動かす」。

それから、「リーダーシップの旅 見えないものを見る」。この本で学んだ「リーダーシップ」という概念は、その後の自分のコミュニケーションに影響を与えています。

 

仕事関係では最近、シニア世代の方の生の声を聞きたいと思って読んだ「リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES) 」という本が参考になりました。

たいていの不安って、大したことじゃない

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前田さんとの最初の出会いは、2011年の「ビジネスメンターシップ」というセミナーです。Bizjapanを立ち上げたばかりの頃、社会人の知人が薦めていたのを見て参加しました。

そこで講師をしていた前田さんと知り合って、ホームパーティーに呼んでもらうようになり、選抜一期生の募集案内……というほどしっかりしたものではなかった気がしますが(笑)、それを聞いて。

内容もためになりそうだし、実験台になってみるのも面白そうだし、何より前田さんが選んだ人と交流するのは楽しそうだな、と思い参加しました。

それまでの交流を通じて、前田さんの人の本質を見抜く力をすごく信頼していたので。

その後自分が事業を動かすようになったときに、スムーズに色々な概念を理解できた際には、学生時代に受講していて良かったなと実感しました。 

何にかを自分で試してみたいけれど漠然と不安を抱いている人には、前田塾でいったんビジネスのイロハを学ぶことで、心がすっきりすると思います。

たいていの不安って、大したことじゃないから。ベーシックなスキルを前田塾で学ぶと、本当にやりたいことにフォーカスできるようになります。 

なので、今のBizjapanの現役の学生にも、前田さんに弟子入りすることを勧めています。

社会人としての未熟さ(という思い込み)から漠然と不安を抱えていて、一歩前に進んでみたい人は、参加してみると良いのではないかと思います。

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Callingには「天職」という意味があります。

その呼び声を無視せず、その時々の直感に呼ばれて、ひとつひとつ決めてきた結果が、林さんの人生の中でだんだんとつながってきたようです。

「成功しても失敗しても何かを得る」
という林さんの言葉には、うなずいた読者も少なくないでしょう。

変化の激しい現代社会では、過去の成功法則が通用しないことも多々あります。

限られた人生ですから、勇気を持って、どんどん挑戦していきたいですね。 

*1:

編集部注

「選抜コース」は現在、ビジネスの基礎素養を学ぶ「合宿」ビジネスシーンの最先端を行く講師による「トップキャリアコース」として開催されています。

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第22回 阿部 啓祐 さん(選抜コース19期生)

今回は、2016年の選抜コース*1卒業生の阿部啓祐さんをご紹介します。

興味あることは何でも体験する阿部さんは、仕事以外にもライフワークがたくさん。濃い人生の真っ最中です。

仕事の限界を決めるのはまさに自分だけ

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新卒で就職した会社で、不動産業界の広告営業を担当して、二年目になります。

クライアントの売上改善のために、広告という切り口にとどまらず、あらゆる課題に対するソリューションを提案しています。営業の枠にとらわれず、経営コンサルに近い働き方かもしれません。

不動産業界は繁忙期と閑散期があるので、先方の財務情報を共有しながら年間計画を立てたり、採用の提案をしたり……グループ会社内の他業種・他部署と連携できるからこそ、自由な発想が求められており、仕事の限界を決めるのはまさに自分だけです。

自分の売上目標の達成はもちろんですが、それ以上に、クライアントにとって大きな成長になるものは何か、そこに対して自分は何ができるのか、幅広い視野を持って物事を考えることが必要になってきます。

「昔は、オフィスに寝泊まりする人もいた」と先輩から聞いたこともありますが、近年では、働き方改革の影響もあり、「与えられた時間内にどれだけ成果を出すか」が求められています。

ターミナル駅にはリモートオフィスが設置されているので、毎日出社する必要はなく、クライアントのところに直行することも多いです。

この会社には、OB訪問で出会いました。

当時『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」(2017/6/15 橘 玲 (著))という書籍を読んで、幸福のためには、自分の能力という人的資本、お金という金融資本、人とのつながりという社会資本の三つが必要だという主張が腑に落ち、その考えのもとに就活をしながら先輩に話を聞いて、この3つの資本を最速で最大化できると考え、今の会社を志望しました。

業務の魅力は、企業を変革に関われること

担当した当初は、クライアントから信頼いただけず、会ってもいただけないような関係性から、利益改善のために必死に提案をしつづけ、社長から認めていただき様々施策を一緒に実行し、利益が5倍となりました。

「クライアントにとっては自分が会社の顔なんだ」という、緊張感と責任感の中で働いています。

ただ、もちろんうまくいくときばかりではないし、怖さもあります。提案し、発注をいただいたにも関わらず効果が出なくて、打ち切りになったケースもあります。

それでも何が原因か特定し、改善策を実行し、ひたすらPDCAを繰り返し、クライアントの期待を1%でも超えられるように考えて、実現に向かって走る毎日です。

そして、成長とともに仕事の成果は上がっていきますが、実績を積むとより難しい案件を任されるようになるので、常にチャレンジな仕事をし続けられます。

同じ仕事をしていたら成長は止まってしまいます。より難しい仕事を任せていただけることこそが、評価の証なんですよね。

「仕事の報酬は仕事」という言葉がありますが、社会人になってようやく腹落ちしました。

意志さえあれば、自分の望む生き方が実現できる

また、本業の仕事以外にも、たくさんやりたいことがあるんです。

学生時代、1年間休学をしてバックパッカーをしていたのですが、旅先のフィリピンでカジノに出会い、ブラックジャックにのめりこみました。マーチンゲール法と呼ばれる負けたら掛け金を2倍にしていく手法を用い、大金を稼ぐこともあれば大損したりしていました。

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しばらくして、「カウンティング」など決まったやり方通りにやるブラックジャックに飽きてきて、他におもしろいゲームがないかと探していたときに、ポーカーに出会いました。

ポーカーは、場と相手の思考を読んで、局面によって正しい決断を繰り返していくゲームです。相手がどこまで思考できるプレイヤーか見極め、自分はその一歩上の思考で裏をかければ勝てます。

「ポーカーを覚えるのは一瞬、極めるのは一生。」とよく言われており、奥が深いゲームです。

フィリピン・韓国・シンガポールマカオなどでプレイしてきましたが、最終的には、ラスベガスで開催されている世界大会優勝を目指しています。

今は仕事とプライベートで忙しく、時間管理が最大の課題です。

 

もう1つのライフワーク兼趣味は、ゲームです。その中でも最近アツいのがe-Sports。モバイルレジェンドというダウンロード数世界で5億人のMOBAというジャンルのゲームにハマっています。ゲーム用語で、「クラン」と呼ばれるチームを代表として立ち上げ、世界大会優勝を目指して7名で活動しています。ポーカーの世界大会の賞金にはおよびませんが、去年の優勝賞金は2600万円にものぼります。

 

僕は今、こうして東京で好きな仕事をしているけれど、山形県の平田町という超田舎の出身で、もともと能力的にもそんなに高くないんです。でも、ほんとに偶然、いろんな機会や、周りの人に恵まれて、今があります。

地方は、良質な情報が不足しており、最適なキャリア選択をすることがかなり難しいのが現状です。特に優秀な先輩は県外にでていってしまうので、地元で相談できる便りになる先輩がいないのです。

また、地元に限らず、望む仕事ができず苦しんでいる、やりたくないことに拘束されている、そんな人は日本に多くいると思います。

それでも、「意志さえあれば、自分の望む生き方が実現できる」ということを、まず自分自身が実現して、それを体系化して、社会に還元していきたいと思っています。

自分の「当たり前」を覆す 

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故郷の風景

子どもの頃は、ゲームばっかりやっていました(笑)。特に64のスマブラと、遊戯王にひたすら熱中していました。

スマブラであればコンボと立ち回り、遊戯王でいえばカードのシナジーとアドバンテージをどう取るかを考えることが必要で、ゲームは、遊びにとどまらない思考訓練になるんです。

ただ両親が厳しく、テレビゲームは、1日1時間までと制限されていて、時間が終わるとゲーム機を隠されるんですね(笑)。それでもゲームが好きすぎて、親が寝静まってから、家中を探して、隠されたゲームをみつけ、夜な夜なプレイしていました(笑)。

特に中学生ごろにはまった「ファイナルファンタジー」「ファイアーエムブレム」「ゼルダの伝説シリーズ」は、僕の青春です。深夜までプレイしていたので、当然朝起きれず、学校はいつもぎりぎり滑り込んでいました(笑)

中高時代は陸上部でした。中学では走り幅跳び、高校では中長距離に転向し、800メートルと、駅伝に出ていました。

自分の限界に挑み続けられるところが、陸上の魅力ですね。

地元では強豪の部活だったのですが、僕は県大会出場以上の結果が出せなかったんです。

そんな時に、同じ練習メニューを同じだけこなしているはずなのに、記録がぐんぐん伸びている同級生がいました。

そこで、「同じ努力をしても同じ結果が出るわけではない。自分の弱みを克服するのではなく、投下する努力に対して、結果が相対的にでるものにフォーカスすることが大事なんだな」と気付いたんです。

自分自身を客観視して、何をすべきかアクションに落とし込む、メタ認知能力が、陸上部の経験で得られたものです。

そして、東京の大学に進学してからは、1~2年生は、サークルや学生団体、長期インターンなど累計10個以上経験、自分のインカレサークルを立ち上げたりなど、好奇心の赴くままにとにかく世界を広げました。

その後、大学3年の終わりに1年間休学をして、海外を周遊しました。「TABIPPO」という団体を知り、話を聞いているうちに、「日本という舞台だけでキャリアを決めるのではなく、世界という舞台を知ったうえで、納得のいくキャリアを選びたい」と考えたんです。

tabippo.net

半年間で東南アジアを1周(世界一周は延期)。旅中はいろんな人に出会いました。

駐在員、海外のパーマネントトラベラー、ゲストハウスに沈没している謎の人、ジム・ロジャーズのように投資で生計を立てている人、ポーカーで生計を立てている人、ブロガー、カメラマンなどなど……。

自分の「当たり前」を覆す人との出会いが、たくさんありました。

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香港・ビクトリアハーバーで

この旅の資金をためる過程でも、たくさんの経験をしました。

表参道のカフェ店員から、西麻布ラウンジの黒服、CMのエキストラ、雑誌のカメラマン、ベンチャー企業でWEBメディアの編集長、大企業で学生向けイベントの企画・運営まで。

ここでは言えないようなバイトもやりました(笑)。

帰国後は、企業主催のイベントに講師として登壇し、自分の経験をアウトプットすることでお金を得る経験もしました。

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ゲーム・ポーカー以外には、本と映画も好きです。

読書は、「ブクログ」と「読書メーター」で管理しています。

僕の人生に影響を与えたのは、冒頭にも話した「幸福の『資本』論」。オススメです。

最近不動産業界で話題で僕も追っかけてるのは、「正直不動産」という漫画。

不動産業界って実際、ウソまみれで、嘘をついたもの勝ちな部分はあるんです。

でもこの漫画では、嘘を付けない営業マンが成果を出していく。

そのコンセプトもいいし、不動産でだまされるリスクや、騙してくる不動産営業マンの思考が網羅されているので、勉強になると思いますよ。

 

映画は年間100本くらいは見ていて、「フィルマークス」で管理しています。

好きな映画はたくさんあるのですが、未鑑賞の人が多そうでおすすめなのが「ルディ」というアメフトの映画。

アメフトをするには不遇な体格で、一度はプレーを諦めていましたが、親友の死をきっかけに、まわりが諦めていく中最後まで自分自身の夢を諦めず、行動し、まわりに認められていく。

悪く言えばありきたりの王道ストーリーなのですが、主人公の熱意がまわりを動かし、応援者が増えていくプロセスは、どんな人でも心動かされ、気づきを得られる部分があると思います。

 

filmarks.com

 

他に記録しているのは、グルメ。食べログで管理中。営業職という仕事柄、毎日いろんな場所のランチに行けるので、2019年は375軒新規開拓しています。

レビューを書く時間がなかなかないのですが、インスタで情報発信しているので、良かったら @abebe1128 フォローしてください!(笑)

前田塾なら、普段かかわらないような人に出会えるかもしれない

前ちゃんには、武者修行で出会いました。

最初から強烈な印象でした(笑)。人に対する熱量がすごい。どうすればその人が変われるか、一人一人に対して熱くフィードバックしている姿が印象的でした。

そして、圧倒的な知識。財務から歴史からAIまでとにかく幅広い。

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武者修行

「普段かかわらないような人に出会えるかもしれない」という期待と、前ちゃんの体系的なビジネス知識を得たいと思って、武者修行中に前田塾への参加を決めました。

実際に参加して、仕事をしていく上で有用な社会人教養を学び、独学でこれから学んでいくための土台作りになりました。

それから、人とのつながりですね。今まで出会ったことのないような様々な人に会いました。

前ちゃんは、たくさんの人とつながりながら、それを風化させない。彼の近くにいるだけで、豊かな人間関係に巻き込まれていきます。

自分の世界を広げたい人、勉強しながらたくさんの優秀な人達と交流を持ちたい人には、前田塾がオススメです。

僕自身・前田塾に興味を持った人はぜひ、お気軽にコンタクトしてください。

一緒にランチの新規開拓しつつ、お話ししましょう。

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 「勝つこと」「結果を出すこと」に真剣にコミットして、行動し、良い結果も悪い結果も享受して次につなげ、人生そのものもゲームのように楽しんでいる阿部さん。

ご両親が隠したゲーム機を探すのも、またゲームのようですね。

SNS等も紹介してくれて、とてもオープンハートな方です。

人に言えないバイトって何だろう……(笑)気になった方は、阿部さんに聞いてみてくださいね。

このブログをきっかけに人の輪が広がったら、何よりの幸せです!

*1:

※編集部注

「選抜コース」は現在、ビジネスの基礎素養を学ぶ「合宿」ビジネスシーンの最先端を行く講師による「トップキャリアコース」として開催されています。

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第21回 杉本 昌毅 さん(選抜コース5期生)

またまた選抜コースより、5期生(2014年)の杉本昌毅さんをご紹介します。

2012年に就職し、今や知らぬ者はいない大企業に急成長した大手外資系IT企業にお勤めながら、ライフワークとしてのビジネスもを昨年立ち上げ、順調に育成中。

お仕事はとっても充実、目下の課題は……? (Text: 西岡妙子)

 

自分は何を成してきたか? 

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大手外資系ITへ新卒で入社して8年目になります。企業向けに広告ソリューションの提案を行うことを主として、広告まわりの仕事をしてきました。

一般的には広告営業といわれる仕事だと思いますが、「ビジネス目標にどう貢献するか戦略を練る」という側面では、コンサルに近いところもあり、またマーケティング上の成果を可視化するために、広告商品を開発したり、蓄積されてきたベストプラクティスやビジネスモデルを踏まえた広告のアイデアを考案し、スケールさせる営業企画のような業務にも携わっています。

就活を始めた頃は、コンプレックスに動かされていた部分がありました。「大学で自分が何を成してきたか?」と考えたときに、興味の範囲が広く様々手を出してきたけれど、何事も成していない器用貧乏だと感じていました。

「何をやりたい」という明確なこだわりがなかったので、幅広く業界を見て、当初は就活時期が早かった外資系を受けていました。面接を続ける中で、「何をやりたいかでは決められない。実際に会って、相手の方のモチベーションや、様々な出来事に対して抱く気持ちに共感できる企業にしよう」と思い、とにかくOB訪問を続けていました。

たまたま友人が、「あるサービスを学生に広く使ってほしい」という企業の依頼を受けて、学生団体向けの説明会を企画していたんです。ところが開催日がクリスマス・イブの12月24日で、集客はボロボロ。友人にどうしてもと頼まれて、参加しました。それが今の勤務先です。

その会は、企業の方々と話す良い機会となり、何をしているかというよりも、どういう考え方を持っているのか、たくさん質問をしました。

せっかく新卒採用をしていることを知ったのでエントリーして、面接まで進んで。その面接が、45分間、面接官2名と自分。色々な企業を受けた中で、最も長時間。自分がやってきたことを一つ一つ深堀りしてくれて、楽しみながら自然体で話せたんです。

自分のことを深く知ろうとしてくれてるんだなあ、と思いました。後に振り返ったときにお会いする人全てが非常に論理的にお話をしてくださるのに、良い事も悪い事も何もかも包み隠さない誠実さを感じ、人を大切にする会社だなと感じ、結果、ご縁をいただいたので入社しました。

現在は、本業のほかに、2019年に「食」を愛する6人で、世界一おいしい会社「にくまん」を立ち上げて運営しています。

 

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にくまん合同会社

 食を通じて、食べ手が心身ともに豊かになるのはもちろん、シェフや生産者も豊かとなるように、自分たちの経験を通じて出来ることがあればという思いから、食に関わることは何でも行っています。新店舗やメニュー開発のコンサル、プロモーションや、メディアPRなど。上記のPRタイムスでは、思った以上の反響をいただいて、「いいね!」が3300以上、その期間の Facebook シェアランキングは2位になりました。

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目下の課題は子育てです。11月に子どもが生まれ、妻が産休・育休を取るのと同時に自分も育休を取らせてもらいました。

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「どういう教育をしていくか?」について、妻と最近話し合うのですが、結婚してからもお互いの人生観は勿論、生活していく上で細かいことながら実は重要なお互いの癖や習慣を知ってきたつもりだったけれど、子どもという血はつながっていながら「第三者」である存在が出来て初めて気付いた、夫婦間で考え方が異なる部分もあって、それをどうすり合わせていくか、夫婦間の深いコミュニケーションが必要だなと思っています。
どんな育て方が正解というのはないので、それが難しい。でも、僕も妻も、根底には子どもの幸せを心から願っているので、子供が何かに取り組みたいと言ったときに全力でサポート出来る環境を整えよう、というのは一致しています。
もう一つは、子どもがまだ話せないので、何を求めているのかのか分からないときがあること(笑)。コミュニケーションがこんなにも円滑に取れないのは、人生初めてです(笑)。
転勤族だったということもあり、初対面の人とのコミュニケーションは得意で、もともと他人の考えを汲み取るのは長けている方だと自認しているのですが、子どものおかげで更に考えを汲み取る力がより高まってきて、妻からその点は褒められます。(笑)。
今後のことは、中長期の目標は特に立てていません。僕の怠惰な部分ともいえるのですが(笑)、「VUCA」の時代といわれる、不確実であいまいで変化の速い現代は、環境がどんどん変わるので、5年10年というスパンで考えるよりは、この1年、半年、もっと言えば四半期でどうするかを考えています。
これは四半期ベースや月ベースで目標が動く、外資系で働いてきたことによる癖というのもあるかもしれません。
そのうえで、自分の興味度合いが高い「食」の分野で何かをなしていきたいと考えています。アニオタとかアイドルオタクとか、僕はものすごい尊敬するんです。というのも、自分自身、興味分野は広いものの、飽きっぽくて面倒くさがりなので、とにかく好きでしょうがない「何か」がある人にあこがれるんですね。何かに没頭できるって、ものすごく幸せなことだと思います。
僕にとってそれは何かを考えたとき、今はやはり「食」なんですね。「食育」など、食に関わる課題を解決していきたい。衣食住はどれも、心身の健康に大きな影響を与えますから。
それから、子育てをしていて不自由を感じることがこんなにたくさんあるとは思ってもみませんでした。もちろん、ニュース等でそういう情報に触れることはありますが、ここまでとは。授乳室が無いこと・使いづらいこと、レストランに入りづらいこと、エレベーターの少なさや段差。
そして、赤ちゃんに関わることって、実はわかっていないことがたくさんあるようですね。例えば、夕方にぐずる「夕方泣き」とか「黄昏泣き」と呼ばれるあの現象、実は理由が分かっていないそうですね。子育てについては、より工夫が出来ることがまだまだ多くあるんじゃないかなと、おぼろげながら思っています。
「自分がこれから何を成していくか?」ということについて、特にここ直近で、より真剣に考えます。子どもが生まれたこともあり、妻や子どもが求めることを叶えるために収入面で安定を求めたい一方で、実はこれまで経験の無い業界に飛び込みたい気持ちもある。
それらはトレードオフというわけではありませんが、いずれにせよ、自らが納得のいく決断を下すこと、今後もこういった決断を下す場面があると思いますが、そこで悩み苦しんだ経験が必ずや自分の血肉になると信じています。
老子の「無用の用」という言葉はよく言ったもんだと思うのですが、答えに最短距離で行きたいと思いますよね。でも、引き出しを増やし、あらゆる経験をした後で、その当時は無駄だと思ったことが、後になって生きることがある。
だから、興味持ったことや、これをやっている時はモチベーションが高まると感じたことに、これからも臆せずにどんどん手を出していきたいと思います。
今関心のある社会課題は、中国と香港の問題です。香港の市民たちは、どういうモチベーションで突き動かされているのか、自分なりに咀嚼してみたところ、根底に「認められていない」という意識があると思いました。
誰しも、侵害されない個として、存在を認められたい。中国は香港を自国の一部だと思っているが、香港人はそうは考えていないわけですよね。その鬱々とした気持ちが、デモという形で掲出したのだとみています。
社会人として組織の一部として働いていると、似た気持ちを感じることがあります。だからこそ、自分だったらどう行動するだろうか、どうしたらいいのか? 自分に問われていると思います。考えたことを行動に移すことは重要だけれど、過激であることが正解ではない。お互いを分かり合うって、やはり難しいです。
だからこそ、「心理的安全性」、自分自身が認められていると一人一人が感じ、安心することが大切なんですよね。パフォーマンスが、全然違ってきますから。

 器用貧乏なのではないかというコンプレックス。

転勤族だったので、熊本、大分、横浜、福山と小さい頃は転々とし、小学2年生から高校卒業まで広島にいました。どこへ行っても、比較的いきなり仲良くなれるタイプでした。子どもながら、いつも「もう一人の自分」がいるような感じで、「この人にはどうすればいいか」を常に考えて、人に合わせるのがうまい子でした。活発で、ずっと野球部。バスケもやりました。

中高が大学附属の一貫校で、SSH指定校だったので、大学と連携した実験に取り組みました。まず、テーマを決めるのに四苦八苦。「数字で見えて分かりやすいものにしよう」となり、結局、「希硝酸と濃硝酸の定義、それらを区分するモル濃度境目を見出す論文を出し(『二酸化窒素が発生しなくなる硝酸の濃度決定』)、化学賞を受賞しました。受験勉強とは異なり、問題と正解が対になっているものではなく、正解が分からないことへの取り組みは非常にやりがいがありました。

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大学生時代には、さまざまなことに手を出してきました。

一つはオールラウンドサークル。スポーツ好きなので野球を中心にフットサルやスノーボード等何でもやっていました。

二つ目は、経済について学ぶ有志団体。某金融系の方に協力を仰いで、様々な業界で活躍される社会人を募って勉強会を開いていました。大学でも経済を学んでいたことも含めて、社会に出るうえで必要な知識を得たいと、この勉強会を立ち上げ、企画していました。

三つめは、「和敬塾」という学生寮に住んでいたのですが、その寮生活です。1955年設立の伝統ある学生寮で、体育会系というか、人と人との関係が濃く、寮対抗の体育祭など、さまざまな行事がありました。

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和敬塾 時代

そして四つ目は、NHKの教育テレビに出演していました。高校生の質問に答えて、勉強の仕方を伝え、僕たちが提案したことを、実際に試して結果が出るか検証する教育番組です。小手先の技術ではなく、「思考力」や工夫する力を身につけることを目的としているので、とてもおもしろかったです。2年半くらい出演していました。

今の趣味は、情報をとにかく集めること。収集癖があるんです。例えば、食べ物や子どもの様子、道すがら歩いてて気になったもの、一緒にいる人が「なんでこんなもの?」と思われるようなものでも、何でも写真に撮ってスマホにコレクションしてます(笑)。SNS に上げることもあります。

仕事でも、この癖が多少なりとも生きているようで、常にアップデートされる広告や IT テクノロジーに関する知識やソリューションの収集に長けていると評価されています(笑)。

少し前まではロードバイクが好きで、軽井沢から東京まで走ったり、箱根を登ったり。「センチュリーラン」という180km走破する大会があって、そのために沖縄に行ったこともあります。

直近の本で面白かったのは、「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」(ロルフ・ドベリ (著), 安原 実津 (翻訳) サンマーク出版 2019年)。「シンプルに考えよう」という示唆を与えてくれた本です。

仕事でもプライベートでも何かを為そうとする時に、考慮すべき要素はたくさんあって、ついつい細分化して追っかけてしまい、大局が見えなくなり、結果につながらないことってありますよね。特に第三者が関わる場面では深く考えすぎて複雑になってしまうこと、他人が持つ目標と自分が目指したい方向性が必ずしも合うわけでは無いということで、その他人に自分の考えを押し付けってしまって良いのだろうかとモヤモヤするような時に、この本を読んで自分にとっても他人にとっても物事が「シンプル」であることで、というマインドを学びました。

 

その他にもベストセラーと言われている本はたいてい斜め読みをしていますが、僕にずっと影響を与えているのは「考具 ―考えるための道具、持っていますか? 」(加藤 昌治 著 CCCメディアハウス 2003年)という本です。

大学1年生の時、特に自分自身が何を為していくべきか思案していた頃、また大学生活を通じて器用貧乏に陥っているのではないかとコンプレックスを持っていた頃に読みました。自分は想像力が豊かな方では無いようで、アイデアを思案していても、何だか当たり前のことしか思いつかないような気がする。そんなように考えていたので、アイデアマンへのあこがれが強くて。

でもこの本を読んで、アイデアというのは突飛なもの、特殊なものではなくて、その種は誰でも持っているもの。その一つ一つのピースを組み合わせることで新たなアイデアが生まれるのだということに気付かされ、自己肯定感につながった本です。

 

映画で長く心に残っているものは「スタンド・バイ・ミー」ですかね。初めて見たのは中学生の頃かな。僕にとって「映画といって真っ先に思いつく一本」です。生きていく上で人との関わりは当然切り離せないし、仲間がいることで心が豊かになるんだということ、そして仲間とともに困難を乗り越えること。そういう社会との関わりを意識させられたのがこの映画です。

自己肯定感を持つことが出来る種

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選抜コース5期生 2014年

前田さんとは、もともと会ったことないころから、何がきっかけだったかFacebookでつながっていて、前田さんの発信を見ていて、おもしろそうだなと思っていました。「共通の友達」がたくさんいたので不信感はありませんでしたね(笑)

選抜コースに参加したときにはもう社会人になっていたのですが、先ほどお話したように、大学で「これをやった」と誇らしく言えることが無いと思っていました。だから、何らか目に見えて結果のでやすい、分かりやすい力が欲しかった。そこで目に止まったのが、経済やエクセルなどのスキルを学べるという点でした。。

それに加えて人と関わるのが好きなので、「どんな人が来るかな」という楽しみもありました。

参加してからの変化として最たるものは、「知識として知ることと人に伝えることは別問題だな」ということを実感し、腹落ちしたことですね。「どう捉え、どう伝えれば、どう伝わるのか」を意識するようになりました。営業職としても、どうストーリーづけるか、印象付けていくかということを工夫する視点を持つようになりました。前田さんは、伝え方がすごく上手で、分かりやすい。勉強になりました。

それにしても、前田さんは「底抜けに明るい」ですよね。前田さんを思い浮かべると笑顔の印象しかない。それって実は稀有なことだと思います。笑顔は周りにパワーを与えるし、パフォーマンスを上げていく。チームの中で、各個人の心理的安全性が守られているとき、自然に笑顔が増えますから。その笑顔が常にある、って、すごいことです。

それから、徹底的に利他主義の人ですね。自分でそんなつもりはなくても、無意識にでも、その人にとって一番良い状態はどういうものかを考えている。そういう人です。

なので、前田塾には、特に、現状に満足していない人にオススメです。僕のように「何も為してこなかった」と思っている人もそうですが、例えば現状の人間関係に悩みがある人であれば、同じ志を持った仲間に刺激を受けるのも良し、自分に自信を持つことが出来るようなスキルを高めるという入り口もあります。

是非、自己肯定感を持つことが出来る種を育ててみてください。

 

もともとの気質か、成果を重要視する外資系の影響か、あるいはその両方か。何度も繰り返される「事を成す」というワードが、繰り返されます。

言葉は行動になり、実際に始まった「にくまん合同会社」も成長中!

家庭にもしっかり関わりたいし、もちろん本業もおもしろいし、さらに別のライフワークもある。「興味あることはなんでも関わってみる!」という本質は、学生時代から変わりません。

自分の個性に素直でいる生き方、魅力的ですね。「器用貧乏」が(それも、決してそんなことはなかったけれど)、「器用富豪」になりそう!

 

 ※編集部注

「選抜コース」は現在、ビジネスの基礎素養を学ぶ「合宿」ビジネスシーンの最先端を行く講師による「トップキャリアコース」として開催されています。

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