In Our Time | 前田塾塾生白書 ~ 仲間に出会う。時代を創る。

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第24回 梶原 哲郎 さん(U30トップキャリアコース2期生)

久々の更新となります、前田塾塾生白書 In Our Time。皆様いかがお過ごしだったでしょうか。

今回ご登場いただくのは、大学院ご卒業後、大手鉄道会社に就職しながらも、紆余曲折を経て現在はスタートアップにお勤めという梶原哲郎さん。

彼の前向きさは、with/after コロナ時代のヒントになりますよ! 

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新卒で大手鉄道会社に大学院卒で就職し3年半勤め、ミドルベンチャーで1年勤め、現在は AIスタートアップ企業に勤めています。転職のきっかけは、前田塾の AI講座をはじめとした1 day 講座や合宿で刺激を受けたことです。

1社目は、2万人規模の大手鉄道会社。社会性もあり、事業規模も大きくやりがいがあったのですが、大企業における、いわゆる歯車としての仕事の進め方に対して「自分はこのままでよいのだろうか」と疑問を抱きました。

「外の世界に飛びだしたい」と思い、転職活動を始めたところ、ご縁があり、ミドルベンチャーでIT人材の法人営業職としてのキャリアをスタートさせることができました。

2社目のミドルベンチャーでは、それまで鉄道会社で技術系の業務しか知らなかった私に、ビジネスの基礎からご指導いただきました。大変お世話になりましたし、今でも当時の上司には頭が全くあがりません。

転職して1年がたった頃に また新たなご縁があり、 AI開発ツール「AMATERAS RAY」の開発などを行う aiforce solutionsと出会い、二度目の転職を行い現在に至ります。

www.aiforce.solutions

 少数のスタートアップですので、すべての業務を全員で共有し、担当していると言っていいような状況です。

会社の魅力は、まず、人が優秀。コンサル出身の方が多く、結果のために手段を柔軟に選択していく姿勢が素晴らしいです。

また、スピード感も刺激的です。目まぐるしく動く     AI業界とともに、プロダクトのアップデートも、他企業との協業もスピーディに進めます。発想の限界を決めずに、果敢にチャレンジすることが求められています。

そして、知的好奇心も満たされます。大学では土木工学を専攻していたので、     AIの分野は本で読んだことがある程度の独学だったのですが、実業務の中で     AIのことをさらに深く知ることができ、「もっと知りたい!」というモチベーションから業務に夢中になることが多いです。

AIに関するお勧めの書籍は「俯瞰図から見える日本型 “     AI” ビジネスモデル」です。数式も最低限になっており初心者から読めますので、前田塾ファンの方にもおすすめです。ビジネスで     AIを使いたいという人には入り口になりつつ、一定の深さと広さがある良書です。

 

AIの民主化-人間が生き生きと働ける社会へ!

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 AIでできることには、主なものに「分類」と「予測」があります。

「分類」の例では、「知的財産の権利を維持するか否か」の判断業務に、弊社製品を活用頂き、人が行う場合に比べて、分類精度の向上・工数の削減に役立てて頂いています。

「予測」の例では、アイスクリームの需要予測を行う際に、弊社製品を活用頂き、需要予測精度の向上により、最適な在庫管理による機会損失やフードロスの削減に役立てていただいています。

従来の方法では、データサイエンティストやエンジニアの方によるデータ処理が必要でしたが、営業部門の方が直接扱えるようなサービスになっています。

いずれの例も、一般にイメージされている「AIに仕事を取られた」や「人間が要らなくなる」というものではありません。

人間がAIを活用することによって、むしろ人間の可能性を引き出すことができ、ひいては人間が生き生きと働ける社会へとつながるものです。

弊社では、「AIの民主化」をビジョンに掲げ、全ての人々が読み・書き・そろばんレベルでAIを自由に活用できる社会の実現に向けて挑戦しています。

弊社のAI開発ツールのユーザーは、ほぼ全員が、データサイエンティストなどの技術的なバックグラウンドがない方です。

AI開発においては、難解な数式や理論の理解、プログラミングの技術が必要で、一般の方が使うためにはハードルが高いと感じております。

まだまだ過渡期で、多くの壁がありますが、AIの民主化のために一つずつ乗り越えていければと考えております。それぞれのユーザーの皆様の想いが、自由に形になる社会を、弊社のサービスを通して実現したいと思います。

今の私の課題は、スタートアップという限られたリソースの中で、優先順位をつけて、いかに実行していくか、です。

いろいろと決まっていないことも多く、臨機応変に柔軟な対応が必要です。会社、プロダクトとともに、私自身も課題を乗り越え、成長し続けていきたいと思っています。

大企業、ミドルベンチャー、スタートアップと、規模の異なる3つの企業で勤めてきました。

それぞれの良い点・悪い点あり、どれがいいとは一概には言えません。ご自身が納得したキャリアが一番いいと思います。

ただ、もしモヤモヤするのであれば、社外の方と話すなど、外の世界を知ることが大事かと思います。

私     にとっては、多様な企業で働く仲間が集まってくる前田塾が、キャリアを見つめ直す良いきっかけになりました。 

人が好き。

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年に一回は海外旅行に。

子どもの頃は、「流されやすい子ども」でした(笑)。よく言えばだれとでも仲良くできました     。

付き合う友達に影響を強く受けるタイプで、中学時代は学級委員などをやりつつも、やんちゃをしているメンツともそれなりに仲良くする、みたいな人。

高校時代は、公立の進学校だったので、運動もできて勉強もできる、というような     すごい人が集まっていて、引け目を感じていました。(涙)

2歳から大学卒業まで20年間、ずっと水泳をやっていて、大学では体育会の水泳部に所属し、インカレにも出場しました。

水泳の魅力は、成長がタイムで分かるところですかね。練習メニュー・泳ぎのフォームなど速くなるための仮説を立て、大会で試すとタイムとして結果が返ってくる。フェアなスポーツだと思います。今でもたまに区民プールで泳いでいます(笑)。

趣味はベタですけど、YouTubeを観ることです。「QuizKnock」が好きです。あとは、漫画を読んだり。「 ギャグマンガ日和」のようなゆる~い漫画が好きです(笑)。

 

 

 

前の会社の同僚とも仲が良いので、いまだに飲みに誘ってもらったりもします。人が好きなんですよね。

月イチぐらいでスーパー銭湯で、ひたすらダラダラするのも大好きです(笑)。

大学進学時に実家の大阪を出て、社会人になってからは転勤で、愛知・長野・静岡などを転々とし、今は東京に暮らしてますが、どの土地にもそれぞれ良さがあって、どこもいいところでした。 

トップキャリアコースで、世代が縦に横につながる 

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トップキャリアコースのスピンオフ企画/2期生有志でキャンプへ

 単発の1 Day 講座を知り、浜松から通ったのが最初の出会いですね。Excel講座や、数学AIなど、いろいろ受けました。

それから合宿に参加したのが、27歳のGWでした。学生が7割くらいで、ノリが若くてついていけるかなと心配でした(笑)。

しかし、学生だからといって社会人より劣るってことは全くなく     、向上心が高い人たちに出会い、その青臭いとも取られかねない純粋さ     に刺激を受けました。

大企業に勤めていた当時は、社歴や年齢による上下関係が強かったので、フラットな関係性の前田塾コミュニティがすごく新鮮で、「みんなで学ぼう!」という空気感がいいなと思いました。

maedajukucamp.biz

GW合宿で刺激を受けて、2社目へ転職しました。6月上旬に退職届を出して転職活動をスタートさせ、6月末には2社目への内定が決まっていました。

そして、2社目に勤めていた時にトップキャリアコースのことをFacebookで知り、すぐに申し込みました。2019年のことです。

 

トップキャリアコースに入ったときは2社目で法人営業担当をしていたものの、ビジネスの分野においては経験が1年もありませんでした。トップキャリアの同年代の仲間は責任者という立場であったり起業をしていたりと、スーパーマンの集まりで、すごく刺激的でした。

トップキャリアコースの講師はどの方も魅力的でしたが、特に印象に残っているのは桑島 浩彰 さん*1の講義です。

講義では、シリコンバレーで世界のレベルの高さを体感し、食らい付いていこうと奮闘されている桑島さんからシリコンバレーのレベルの高さと日本のギャップについて教えて頂きました。

「桑島さんもめっちゃすごい人やのに、シリコンバレーの人たちはさらに優秀なんや…」とかなり衝撃的でしたし、ワクワクしました。    

講義の後の懇親会も特別な時間でしたし、有志を集めての勉強会で講義をして頂いたり、お話を聞いてくださる寛大さを、心から尊敬しています。

飲みながら「おじさんだから、若者に還元したいんだよ」と仰っていたのが印象的です(笑)。

私もいずれは20代に還元できるようになりたい。そういうエコシステム、いいですよね。

前田塾のトップキャリアコースは、世代が縦に横につながる講座だと感じました。

(編集部注:現在はコロナウィルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催のみとなっています。)

前田さんは、本当に人たらしですね!(笑)「飲んでめっちゃ仲良くなって関係性つくっておけばいいよ!何かあったときにいろいろ教えてもらえるようになればいいよ!」って教えてくれました(笑)

ただ、決して打算的ではなく、本当に人が好きで自然にやっているんだろうなぁと感じました。コミュニケーションの鬼、飲み会お化けです(笑)。ノミュニケーションの大切さを学びました。

「人脈はアセットになる」という言葉は、うさんくさい人たちもよく言ってますが(笑)、単に名刺交換を繰り返すのはあまり意味がなくて。ともに時を過ごし、思いやビジョンを共有してつながっていくことは、楽しいだけじゃなくて、自分の力になってくると思います。本当に大切ですよね。

大企業からスタートアップまでいろんな企業を経験していますので、転職やキャリアについて考えている方、 AIに関心のある方、なんか飲んでもよいかなという方、是非、飲みに行きましょう(笑)!

 

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コロナ禍の中で、キャリアについて考え直しているという声も多く聞きます。

梶原さんのように、「これだ!」というものに出会うまでは、いくつかステップが必要なものかもしれません。

そのためには、それまでのものをいったん手放すというリスクを取ることも必要ですね。

前田塾生には「やりたいことが多すぎる!」という方が多いのですが(笑)、梶原さんもその一人のようで、「人生が一度では足りない!」というインタビュー中の言葉が印象的でした。

 

7/19(日) インタビューにも登場する桑島浩彰さんをお招きして、塾長・前田とのオンライン・トークライブ開催!

無料体験も募集中!詳細は【前田のニュース解説】から

maedanews.xyz

*1:Conductive Ventures マネージング・ディレクター (兼カリフォルニア大学バークレー校日本研究所 客員研究員)。東京大学経済学部卒業、ハーバード大学経営大学院および同ケネディ行政大学院修士MBA/MPA)。三菱商事にて、アジア・アフリカ産コーヒー豆製品取引と先物取引に従事。留学後はドリームインキュベータにて戦略立案・実行支援を行った。ベンチャー経営2社を経て現在に至る。東洋経済オンライン、日経XTECHなど連載多数。米メンローパーク在住。米アイゼンハワーフェロー日本代表。参考記事【日本企業はなぜシリコンバレーで勝てないのか。現地通が見た深刻な課題。】